ホームドッグフードの成分・原材料 ドッグフードに使われているフィッシュミールの危険性について 2019/04/04 2020/02/03 よく安いドッグフードに使用されているフィッシュミールですが、皆さんはその危険性についてご存知でしょうか? フィッシュミールを始めとした◯◯ミールと名のつく原料は粗悪なものや品質が悪いものが使われている場合が多いので、愛犬には食べさせていないという方も多いと思います。 ですが、そもそもフィッシュミールを愛犬に食べさせてはいけないという知識はあっても、何故食べさせてはいけないのか?という理由までご存知の方はあまりいないのではないでしょうか? 森くん そこで今回は、フィッシュミールが愛犬に及ぼす危険性についてを詳しく説明していくよ! フィッシュミールとは? フィッシュミールとは乾燥した魚を砕いて粉状にしたもののことをいいます。ドッグフードの原材料名としては「魚」「ドライ魚肉」「魚粉・魚粕」と表記されていることもあります。フィッシュミールの多くはイワシやあじ、さば、さんまといった魚が使用されています。また、マグロ類を加工する時に副産物として出る骨や頭、内蔵などが使われることもあるようです。 冒頭でも言いましたが、フィッシュミール以外にも◯◯ミールと名のつく原料はどうしても悪い印象を持ってしまいます。ただ実際のところは、ミールという単語自体は細かく砕いた肉という意味なので〇〇ミール=原料に悪いものを使っているということにはなりません。ミールという言葉には悪いところはないんです。 森くん じゃあなんで悪いイメージが定着してしまったんだろう…。 まずフィッシュミールの特徴として、は製造工程で脂肪が多く破棄されるため低脂肪かつタンパク質の量が多い点が挙げられます。また、魚の骨や内臓といった部位も含めて加工されたものに関しては、ビタミンやミネラルといった栄養素が抱負に含まれているものもあります。 しかし、このミールを作る過程で長時間加熱されていたり処理が適切でない場合は、タンパク質や脂質が劣化してしまう場合があるのです。 特に脂質を多く含んでいる魚を使ったフィッシュミールは酸化しやすいため、脂質部分の劣化が特に進んでいる恐れがあります。もちろん制作過程における原料の粗悪化以外にも、もともと原材料自体が低品質の魚が使われている場合もあるので注意が必要です。 さらに酸化への対策として酸化防止剤が使用されているものもあります。特に価格が安いドッグフードは酸化を防ぐためにも酸化防止剤が添加されている可能性がありますので、購入の際は添加物の有無についても確認が必要です。 でもフィッシュミールはいい効果も期待できる 上でも少し触れましたが、フィッシュミールを作る過程で使われる副産物には内蔵が含まれることがあります。この内臓には栄養素がとても抱負です。 愛犬に良質な正肉ばかりを与えてしまっては、逆にビタミンやミネラルなどの栄養は不足してしまいます。事実、良質で高タンパクな肉を使用しているドッグフードにもビタミンやミネラルは含まれていますよね。 副産物はコスト的には安くなる事が多いので副産物と聞くとどうしても構えてしまいますが、一概に悪いことばかりではないのです。 実際に注意すべき〇〇ミールとは? 〇〇ミールが含まれたドッグフードが必ずしも危険ではないということは分かりましたが、その中でもやはり気をつけたいものがあることは間違いありません。 例えば原材料がはっきりしない場合のフィッシュミール、ミートミール、ミールエキスやミールパウダーと表記されたドッグフードは避けたほうが無難です。愛犬に食べさせてアレルギーなどの不調が起こってしまったら後悔してもしきれません。 ドッグフードを買う際は必ず使用されている原材料名を確認して、決して原材料不明の〇〇ミールと表記された危険な商品は購入しないようにしましょう。