酸化防止剤のBHA(ブチルヒドロキシアニソール)と抗酸化剤のBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)は主に食品添加物として用いられています。
これは人用も犬用の食品にも使われています。
添加物なので基本的に体によくありません。この2つの成分の犬の体に及ぼす影響を見ていきましょう。
BHAとBHTが犬に与える影響
犬メインでBHA(ブチルヒドロキシアニソール)とBHT(ブチルヒドロキシアニソール)の話を進めていきますが、人間にも同じことが言えるので愛犬と自分家族のことを考えながら見てもらえると幸いです。
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)は発がん性だけど…
酸化防止剤として使われているBHA(ブチルヒドロキシアニソール)ですが、発がん性があることがわかっています。
ですが、ラット(実験用動物)に行った実験によって発がんが確認されたのは通常使用量の数万倍であることがわかった。
そして、少量の使用であれば、発がん物質によっておきる発がんを抑制することが明らかになっているので、抗がん作用も報告されています。
森くん
がんで死にたくないよ~
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)は変異原が確認されている
ブチルヒドロキシアニソールのように発がん性はありませんが、変異原という遺伝子(DNA)情報に変化をひきおこす物質があることが確認されています。
ドッグフードによく含まれているもので言うと、亜硝酸ナトリウム(ニトロアミンとか)も遺伝子情報を変化する物質です。
森くん
放射能とかは変異原性って言われているよ
結論BHAとBHTは摂取しすぎなければいい
結論から言うと取り過ぎなければ体に異常をきたすことはありません。
ドッグフードの粒に含まれている量なんてたかが知れていますが、国によっては使用を禁止しているところもありますし、とても慎重に扱われているものなので含まれていないエサを選ぶことがまずは安全への第一歩です。
森くん
蓄積されていく成分なんかもあるから与えないことが一番だね