前回犬が下痢をしたときに正しい対処をしよう!という記事を投稿しました。今回はその続きの「嘔吐」に関しての対処法になります!
調べてみると、犬がする下痢には軽度なものから重度なものまでありました。犬の体調を知る上で排泄物はとても大事という内容を書いています。

犬の下痢には12個もの要因がありました。では嘔吐はどのような要因があるのでしょうか?
森くん
犬が嘔吐をする原因は2つとそれぞれの対処法
犬が嘔吐をする原因は2つあり、「一時的な嘔吐」と「病気が原因の嘔吐」があります。
一時的な嘔吐の特徴
片方の要因に比べると軽度なものが多いです。原因としては以下の4つがよく挙げられます。
- 食べ過ぎ
- 乗り物酔い
- 食べ物によるもの(アレルギーや好き嫌い)
- 環境変化によるストレス
一時的な嘔吐の対処法
まずは愛犬が嘔吐したことに焦らず、近くの動物病院を探しましょう。そして上の4つに心当たりがないかを考えます。
給水所の水をきれいな水に変えて、嘔吐したあとに元気なようであれば、しばらくドッグフードやおやつを与えないようにしましょう。
水は脱水症状になる危険性を避けるために一応出しておいたほうがいいです。
しかし愛犬にドッグフードをあまりに与えない時間が長くなると空腹状態になり胃液が逆流する可能性があるので、ご飯時にいつも与えている量を4~5回に分けて与えるようにしましょう。
もし、フードしか与えておらず食後に吐く行為があった場合は、無添加や危ない原材料が入っていない犬に優しいドッグフードへの切り替えを検討してください。
逆に吐いたあとに元気がなかったり、著しく体調が悪いようであれば、「病気が原因の嘔吐」を疑いましょう。
森くん
病気が原因の嘔吐の特徴
一時的な嘔吐に対して重症度が高いのが病気による嘔吐の大まかな特徴です。
そして以下は起こる可能性のある病気です。
- 胃炎
- すい炎
- 胃捻転
- 肝炎
- 肝癌
- 肝不全
- 腎疾患(腎不全)
- 腫瘍(がん)
- ウイルス性疾患
- 感染症(細菌疾患)
- 寄生虫感染
病気が原因の嘔吐の対処法
一時的な嘔吐でない場合は病気による嘔吐である可能性がとても高くなります。
ですので、飼い主さんができる対処法は早急に動物病院に行き専門の獣医師に見てもらうことです。(中には1~2日で死亡するような病気もあります。)
可能であれば嘔吐物も一緒に持っていけば、診察もスムーズに行くので、少量もっていきましょう。(絶対に素手で触れないようにしてください。)
森くん
もし愛犬が下痢と嘔吐を同時にしてしまったら?
下痢と嘔吐を同時にしている場合は、病気の可能性があります。同時にしている場合は、以下の4つの病気が主に関係しています。
- 胃腸炎
- 膵炎
- パルボウイルス腸炎
- 大腸炎
胃腸炎と膵炎は一番多いケースで内臓系が原因です。
パルボウイルス腸炎はとても危険な病気で、1~2日で死亡する可能性があります。主な感染経路は他の犬の便からなので、外出時に細心の注意を払わなくてはなりません。(ワクチンで予防可能なので生後3ヶ月未満の子犬がなる可能性があります。)
大腸炎は大腸に炎症が起きることをいいます。大腸炎の原因は様々なので、日頃から健康に気を配ることはもちろん、部屋をきれいにして衛生面を保ち、外出時にはリードを使用して目の届く範囲で散歩をするなどの対策が必要です。
森くん
まとめ
言えることは、普段の生活からちゃんと愛犬を見ることと、体に優しいドッグフード選びが大切です!
どうしても病気にかかってしまうときはかかってしまいますが、そうならないためにも最低限の予防が必要。