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犬がトウモロコシを食べるとトウモロコシアレルギーに?!成分に注意

犬がトウモロコシを食べるとトウモロコシアレルギーに?!成分に注意

ドッグフードの原材料に、トウモロコシが使用されていることに気づいた人もいるでしょう。実は、ドッグフードの原料として、トウモロコシが使われることは普通のことなのです。でも、どうしてトウモロコシがドッグフードに使われているのでしょうか。

人間が食べるとおいしいトウモロコシには、ビタミンやミネラルなどの栄養が豊富で、主食にしている地域もあるほどです。でも、トウモロコシは植物です。体質的に植物を日常的に食べられる人間にとっては、栄養価の高い植物として食用に用いるのは想像できますよね。しかし、本来肉食である犬の食事に使用して大丈夫なのかは気になるところです。

トウモロコシの成分

トウモロコシに含まれている主要な栄養素について確認しましょう。ここにある効果は、人間に対する効果として読み進めてほしいと思いますが、犬にとっても基本的には同じ効果があるものと考えて差し支えありません。トウモロコシには、豊富な栄養が含まれていますが、カロリーは低いという特徴があります。お菓子の原料として使われることがあるので、以外かもしれませんが、トウモロコシは健康的な食糧なのですね。具体的には、炭水化物、食物繊維、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、脂肪酸が含まれています。

炭水化物

トウモロコシに含まれる主な栄養素は炭水化物です。糖質である炭水化物は、体内で分解されてエネルギーになります。

食物繊維

トウモロコシに含まれる食物繊維はセルロースです。セルロースは不溶性の食物繊維で、体内に摂取すると便の量を増やしますので、摂取すると便秘の予防になります。

ビタミン類

ビタミン類としては、ビタミンB群、ビタミンEが含まれます。ビタミンB群は炭水化物をエネルギーに変換します。ビタミンEは、血液の循環を促進します。

ミネラル類

ミネラル類としては、カリウム、カルシウム、マグネシウムがあります。カリウムには体のむくみを防止する効果があります。カルシウムは骨の主成分として、骨の形成に必要です。マグネシウムは体内でのタンパク質の合成を行います。

アミノ酸

アミノ酸としては、アスパラギン酸があります。アスパラギン酸は、疲労回復、体液のバランスを整える、代謝の活性化などの効果があります。

脂肪酸

脂肪酸としては、リノール酸が含まれています。リノール酸は、皮膚の健康を維持するセラミドの元になるとともに、コレステロールを下げる効果もあります。

トウモロコシの成分が与える影響

トウモロコシの成分が与える影響

トウモロコシに含まれる栄養素は、犬に対しても人間に対するのと同様の効果を期待でき、ドッグフードにも入っていることが多いのですが、注意が必要な面もありあります。忘れてはいけないのは、犬が肉食動物であることと、トウモロコシが植物だということです。前提として、犬は人間のように植物だけで生命を維持するような体質ではありません。

そのため、基本的には犬がトウモロコシを食べ過ぎたとしても、消化できなかった分は体外に排出されることになります。ですから、トウモロコシの入ったドックフードを食べて、いつもよりフンの量が増えたらトウモロコシの摂りすぎかもしれません。つまり、そのドッグフードは愛犬の体質には合っていないということが考えられます。一度に与える量を減らす、あるいは別のドッグフードに変更するなどの対処を考えてもいいでしょう。そして穀物はアレルギーを発症しやすいです。トウモロコシは穀物類に属するので、穀物でアレルギーを持っているわんちゃんには与えないようにしなければなりません。

もし過度にトウモロコシを与えてしまいわんちゃんの様子がおかしくなった場合は、自己判断せず獣医に見てもらいに行きましょう。

犬に必要な成分

犬に必要な成分

犬の食事に必要な栄養素”タンパク質”ですが、トウモロコシで摂れるタンパク質は植物性タンパク質になります。必要なのは動物性タンパク質ですから、そのドッグフードの原料の中にほかに動物性タンパク質が含まれているなら、トウモロコシ入りのドッグフードを与えることを過度に心配する必要はありません。

ドッグフードに使用されている理由

しかし、犬にとって、まったくトウモロコシが必要ないというとそういうことではありません。適量ならむしろ必要とされる面もあります。トウモロコシの栄養素である炭水化物の成分はデンプンです。デンプンは犬の体内でブドウ糖に分解されてエネルギーに変換されます。犬の活動にとって必要なエネルギーを摂取することが可能なのです。

一方、ドッグフードに含まれる量が多い場合は、価格が安いトウモロコシをドッグフードのカサ増しのために使用していることがあります。その場合は、愛犬の体質に合わないという問題が起きる可能性があります。愛犬の体質を見ながら、ドッグフードを選ぶようにした方がいいでしょう。

まとめ

トウモロコシの影響について説明してきましたが、トウモロコシ100パーセントのドッグフードが存在しない以上、飼い主としては、それほどトウモロコシの危険性を意識する必要はありません。飼い主が気を付けるべきは、ドッグフード全体の成分のバランスなのです。むしろ、飼い主がトウモロコシを食べているときに、物欲しそうな目で見つめてくるワンちゃんに与えるほうが問題です。

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